私の場合は、いつも参考にさせて頂いているHPを見ながら以下の設定をしました。
また、「Dovecot」を使用しての環境構築を目指しているので注意してください
[編集方法]
①.「/etc/postfix/main.cf」→「main.cf」を編集します。
②.vi /etc/postfix/main.cf
③.[修正方法](修正場所だけを抜粋しています。)
◆mydomain -----→ 例:blogweb (実際には使用する方のドメイン名を入力します)
◆#inet_interfaces = all -----→ #を削除します。(コメントアウトを除きます。)
◆mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain $mydomain -----→ #を使用します。(コメントアウトします。)
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain を追加します。
◆#mynetworks_style = subnet -----→ #を削除します。(コメントアウトを除きます。)
◆#mynetworks = 168.100.189.0/28, 127.0.0.0/8 -----→内部ネットワークアドレスとローカルホストアドレスを指定します。 例:mynetworks = 192.168.1.0/24, 127.0.0.0/8 などとして記述します。
◆#relay_domains = $mydestination -----→ #を削除します。(コメントアウトを除きます。)
◆#home_mailbox = Maildir/ -----→ #を削除します。(コメントアウトを除きます。)
◆#header_checks = regexp:/etc/postfix/header_checks -----→ #を削除します。(コメントアウトを除きます。)
◆#smtpd_banner -----→ #smtpd_banner の段落下に、smtpd_banner = $myhostname ESMTP unknown を追加します。
◆[SMTP-AUTH]に対応させる為に以下の内容を最終に追加します。
smtpd_sasl_auth_enable = yes
smtpd_sasl_local_domain = $myhostname
smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks, permit_sasl_authenticated, reject_unauth_destination
◆メール不正中継されない為に以下の設定を最終に追加します。詳しい内容はこちらを参照
smtpd_client_restrictions = permit_mynetworks,
reject_rbl_client relays.ordb.org,
permit
◆ClamAVによるウィルスメールの駆除を行う為に以下の設定を最終に追加します。(ClamAVを使用している場合のみです)
content_filter = scan:127.0.0.1:10025
receive_override_options = no_address_mappings
smtp_destination_recipient_limit = 1
disable_vrfy_command=yes
smtpd_helo_required=yes
④.「/etc/postfix/header_checks」→「header_checks」を編集します。
⑤.vi /etc/postfix/header_checks
メールヘッダのReceived行にLAN内IPアドレスが表示されないようにする場合、以下を追加
※[192\.168.*\]の部分は各自のネットワーク環境にあわせること
/^Received:\sfrom .*\[127\.0\.0\.1\]|^Received:\sfrom .*\[192\.168.*\]/ IGNORE
未承諾広告メール(件名に「未承諾広告※」と表示されているメール)の受信を拒否するようにする場合、以下を追加
/^Subject:\ =\?ISO-2022-JP\?B\?GyRCTCQ\+NUJ6OS05cCIoGyhC\?=.*/ REJECT
◆postalias /etc/postfix/header_checks を実行する事で、変更内容を/etc/postfix/header_checks.dbに反映します。
⑥.「/etc/Postfix/master.cf」→「master.cf」を編集します。(ClamAVを使用している場合のみです)
⑦.vi /etc/postfix/main.cf
◆ClamAVを使用してウィルスを駆除を行う設定する場合のみ最終に追加します。
scan unix - - n - 16 smtp
-o smtp_send_xforward_command=yes
127.0.0.1:10026 inet n - n - 16 smtpd
-o content_filter=
-o receive_override_options=no_unknown_recipient_checks,no_header_body_checks
-o smtpd_helo_restrictions=
-o smtpd_client_restrictions=
-o smtpd_sender_restrictions=
-o smtpd_recipient_restrictions=permit_mynetworks,reject
-o mynetworks_style=host
-o smtpd_authorized_xforward_hosts=127.0.0.0/8
⑧./etc/init.d/postfix start を実行し、無事に起動する事を確認して下さい。
[注意]
筆者の環境では正常に稼動していますが、環境によっては正常に稼動しない場合があるので注意してください。
postfix-2.0.20-0vl5.ppc.rpm
この記事を書いている人
よし
某企業のSEとして社会に貢献している状態です。
また、2005年から自宅にサーバを構築するようになり
以下のタイミングで再構築など実施しています。
・玄箱HG(2005年11月~2007年5月)
・OpenMicroServer (2007年5月~2008年7月)
・MP965-D(2008年7月~2011年5月)
・SuperMicro(2011年5月~2014年12月)
・D54250WYB(2014年12月~現在)